ベッドが空間を感知する介護ロボットになる! 褥瘡(じょくそう)を予防し、安全を見守る ポジションセンシングパッド (4/5ページ)
次にベッドの端に座ったことを検知すると「立ち上がってベッドから出ようとしている可能性がある」と判断してさらにアラートを出します。これにより、夜間、人手が限られている態勢でも、ベッドから出て転倒するリスク、徘徊するリスクなどに対してすばやく適切な行動をとることが可能になります。
また、寝ている体位の変化を随時把握することで、長く同じ体位で寝ているために起こる褥瘡〈じょくそう〉(床ずれ)防止のための体位変換を行うなど適切なポジショニングを支援します。
センサーとAI技術でベッド上の空間を検知
ベッドを見守る装置は、従来、ビデオカメラを設置して監視したり録画したりするもの、ベッドに仕掛けた何らかのセンサーで寝ている人の動きを推測するものなど、いくつかのタイプがありますが、いずれもシステム化されていなかったりセンサーの検知範囲や精度に偏りがあったりなど必ずしも十分な機能でないか、高額で実用には難のあるものが多く、適切な価格で十分な性能を持つものが求められていました。
SQ-bedはパッド全面にセンサーが埋め込まれるため、検知する範囲に偏りがありません。また、センサーはパッドに組み込まれるため、パッドを敷くだけでどのようなベッドにも容易に設置できます。また、従来使われてきたセンシング素子は高価なものが多く、コストを押し上げたり、埋め込む場所が限られたりなどの問題がありましたが、SQ-bedの新開発センシング素子(特許申請中)は安価に製造できるため、パッド全面にしっかりと埋め込みながら全体のコストを適切なレベルに収めることに成功しています。
ベッド全面から偏りなくSQ-bedが検知するポジションデータは、AI技術を応用したSQ-bedアプリが解析しています。図のように、これらのデータは、測定のたびに標準で付帯するクラウドサービス「SQ-cloud」に蓄積され、ベッド単位で履歴を管理することができます。また、SQ-bedはLTE通信モジュールを内蔵しているため、アプリを介することなく直接、クラウドやその他の情報端末にデータを送信することが可能です。