プラセボ効果に関する面白い事実。それがプラセボ(偽)だと最初からわかっていても効果がある場合がある(米研究) (1/3ページ)
プラセボ(プラシーボ)とは、薬効成分がまったくない薬にもかかわらず、「効きますよ」と言われて偽の薬を服用したところ、なぜか病気や疾患が治ってしまうような治療効果のことを指す。
薬のみならず、あらゆる治療手段にプラセボ効果がみられる。
まさに人体の不思議といったところで、解明されてない部分も多いのだが、更に興味深いことに、それがプラセボ(偽薬)だと最初からわかっていても効果があるというのだ。
かかりつけの医師から「これプラセボ(偽)だけど、効きますよ」とあらかじめ言われた薬ですら症状が緩和され場合があるという。
・プラセボはもともと対照実験や治験に用いられるもの
少量ではほとんど影響のないブドウ糖や乳糖で作られることが多いプラセボは、治験で本物の薬の効果を確かめるために、錠剤や注射として服用したりする。
例えば、グループの一方に本物の薬、もう一方にプラセボを与える。プラセボは本物の薬と見た目はまるで変わらないので、被験者は自分がどちらを飲んでいるのか分からない。
このようにしておいて、実験者は本物の薬がプラセボよりもきちんとした効果を発揮するのか(あるいは悪影響が出ているか)を確かめる。

・最初からプラセボと告げても効果がある場合がある
事態をややこしくするのが、プラセボ効果なる現象だ。
体に影響を与えるはずのないプラセボに対して反応する人がいるのだ。これはプラセボを飲んだ人がそれを本物の薬だと信じ込んでいることが主な原因だと考えられてきた。
ならばプラセボだと事前に言われていれば、プラセボ効果は生じないはずではないか?
ところがそうではないのだ。