「淑女の黒歴史手帖」 第二回 長井短の黒歴史 (2/8ページ)
長井さん : 初めての彼氏ができた中学生の時、手作りのチーズケーキをあげることになったんです。ただ、ちょっと失敗しちゃって、生焼けみたいになっちゃって。買ったのと、作ったのと両方持ってくことにしたんです。
—え、生焼けもですか?
長井さん : そうです。なんでそうしたのかは覚えてないんですけど。そのあと、待ち合わせ場所の公園に行ったら、あの……、公園によく「どうやって使うんだ」ってくらい、高い鉄棒あるじゃないですか。
—ありますよね。ぶら下がるのがやっと、みたいな高さの。
長井さん : そうそう。彼氏がそれの上に座ってて。私を見るなり、「シュタッ」と何事もなかったように降りてきてくれて。
—かっこいいですね……。
長井さん : チーズケーキは無事に渡せたんですけど、普段、学校で会うだけだから、2人でいる状況がなんか本当に恥ずかしくなっちゃって。その時、まだ彼に直接「好き」って伝えてなかったので、その日は直接「好き」と伝える約束をしていたんです。
—おお、甘酸っぱい。
長井さん : けど、あまりにも恥ずかしくて、たまらなくて。「じゃ!」って踵を返して、「好きーーーー!」って、叫びながら、畑広がる夜道を走り去りました。
—……青春ギャグ映画って感じですね。香ばしい。
●二頁、「桐谷美玲とは逆をいく」
幼少期の長井さん。