心理学を悪用した非人道的な10の事例 (5/7ページ)
・4. サイエントロジー(新興宗教)が使う、批判的思考を植え付けるプログラム

サイエントロジスト(新興宗教運動家)が、よりよい人生を望む人々をどのようにコントロールするのか、その全容はよくわかっていないが、家族と引き離されるとか、教会で普通に行われているような方法とはかなり違うようだ。人を支配下におく彼らの基礎的な能力は、巧みなトレーニングプログラムにある。
このプログラムのおもなポイントは、人をあらゆるものに対して批判的にさせることだ。訓練を受ける人はほかの訓練者と面と向かって座り、ずっと動かず、言葉も交わさずにいる。それから『不思議の国のアリス』からの引用をランダムに無理やり聞かされ、その間も笑ったり、特別な反応をしめしてはいけない。
その他、牛攻めと呼ばれるテクニックもある。これは、相手がなにか反応するまで悪意のある罵り言葉を聞かせるというもの。トーレニング中に適切に対処できないと、落第ということでまた最初からやり直さなくてはならない。こうしたテクニックを組み合わせて、言われたことを鵜呑みにするように人を改造していく。
・3. 罪悪感と委縮を誘導して尋問するテクニック

セリグマンが最初に犬による実験を行って以来、人は、いかに相手を退行させ、精神的に虐待して情報を引き出すかを考え出すようになった。セリグマンの実験を応用して、暗示をかけやすくして人をコントロールしようとする邪悪な者がさらに出てきたのだ。
威圧的な尋問方法は、思考し、計画し、自分のことは自分でできるようにする人間の脳の高度な処理能力を崩壊させてしまう。