“紀州のドン・ファン”はまだまだ? ホンモノのお金持ちの真の姿とは (1/4ページ)

新刊JP

『特捜投資家』の著者である永瀬隼介氏
『特捜投資家』の著者である永瀬隼介氏

「カネのない人間は一生、他人の奴隷になるしかないのか」

斜陽の新聞社を辞めた泣き虫記者、
失敗続きのバリキャリ美女、
うだつの上がらない学習塾経営者、
そして、地獄から這い上がった孤高の投資家。
はじめはバラバラだった崖っぷちのアラフォー4人が、「足」と「汗」と「頭」と「カネ」で「マネーのモンスター」に対して反撃を始める。

『特捜投資家』(ダイヤモンド社刊)は痛快な投資エンターテインメント小説でありながら、日本経済の奥にある「闇」に潜り込み、そこに蔓延るカネの亡者たちの全貌を明らかにする経済小説的な顔を持つ一冊となっている。
さまざまな企業や経営者がモデルとなっていることが伺える本作。その作者で元週刊誌記者でもある作家の永瀬隼介氏へのインタビュー後編では、記者として見つめたお金持ちの本当の姿について語っていただいた。

(取材・文:金井元貴)

■『特捜投資家』で活躍するアラフォーたちの姿 ――本作の4人の主要登場人物は全員30代から40代、アラフォーです。この年代で揃えた意図はなんですか?

永瀬:この年齢になってくると人生背負うものも出てきますし、自分のことについてじっくり考えますよね。否応なしに先も見えてくる。それでいてすごく揺れている。一番動かせる年代がこのアラフォーだと思います。

【『特捜投資家』登場人物】

 
有馬浩介
元全国紙社会部記者。現在は売れないフリージャーナリスト。無駄に正義感が強く妙に涙もろい。取材力は抜群だが文章力に難あり。
 
五反田富子
通名・椎名マリア。

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