ホームレス男性の診察が終わるまで、入り口で心配そうに見守っていた4匹の犬たち(ブラジル) (1/3ページ)

カラパイア

ホームレス男性の診察が終わるまで、入り口で心配そうに見守っていた4匹の犬たち(ブラジル)
ホームレス男性の診察が終わるまで、入り口で心配そうに見守っていた4匹の犬たち(ブラジル)


 心無い人間に虐げられる犬の悲しいニュースはさまざまな国で問題になっているが、今月初め、貧しくても犬たちと素晴らしい関係を築いている男性のエピソードが大反響を呼んでいる。

 先日、ブラジル・サンタカタリーナ州の病院で夜勤をしていた看護師のクリスさんは思いがけない形で心が震える光景に遭遇した。

 深夜にたった一人でやってきたホームレスの男性。
 
 その姿を見て「孤独な患者」とばかり思った彼女だが、すぐにそれが思い違いだったことを知る。実は彼にはたくさんの頼もしい付き添いがいたのだ。

・病院を一人で訪れたホームレスの男性

 その日の午前3時ごろ、クリス・マンプリムさんが同僚と夜勤をしていると、セザルというホームレスの男性が訪れて持病の診察と薬の処方を申し込んだ。

夜勤をしていたフェイスブックユーザーのクリスさん
tmg-article_tall_e
image credit:Cris Mamprim/Hospital Regional Alto Vale 
 セザルさんはこの病院は初めてで、クリスさんが健康状態などを問診した。

 夜更けに一人でやってきたセザルさんは寂しそうに見えた。しかし次の瞬間、クリスさんはそれが思い込みだったことを知る。


・セザルさんに付き添い、辛抱強く待ち続けた犬たち

 ふと見ると入口で立ち止まり、セザルさんを一心に見つめる4匹の犬がいた。なんと彼は犬の付き添いを伴っていたのだ。

 セザルさんは貧しい暮らしをしているが、たくさんの犬友だちに恵まれていたのだ。犬たちは病院まで付き添い、玄関前で大好きな彼の帰りをけなげに待っている。
「ホームレス男性の診察が終わるまで、入り口で心配そうに見守っていた4匹の犬たち(ブラジル)」のページです。デイリーニュースオンラインは、海外などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧