元世界一即戦力の男・菊池良が見た #就活ホンネ会議「大学生の疑心暗鬼と饒舌ではない私たち」 (13/14ページ)

学生の窓口

その結果として、大学生側は言葉以上のものを読み取ろうとし、疑心暗鬼になっていく。その結果、就活は「人狼」(誰が村人に化けた狼かを当てる心理ゲーム)をする場所になってしまう。

もっと企業側の選考基準を明確に明示すべきではないだろうか。favy渡辺さんは、ディスカッションのなかでも「うちはIT系だから服装は自由」という趣旨の発言をしていた。採用ページにも「弊社はIT系だから服装は自由です」と明記されいれば、大学生側も安心してラフな格好で面接に行くのではないか。

私たちの社会は言葉でできている。書いていないこと、言っていないことは伝わらない。だから、企業側は言葉を増やす必要がある。ただ、ここには別の壁も存在する。私自身も経験があるが、社外の人間から会社のことを聞かれて「どこまで話していいのかわからない」と困惑してしまうのだ。「自分は会社のいち構成員ではあるが、会社を代表して喋れる人間ではない」。この感覚はおそらく多くの人間が共感するのではないだろうか。私たちは「会社」が主語になると、なぜか言葉を失ってしまう。

そう考えると、今回の『就活ホンネ会議』のように、大学生と企業が「ざっくばらんに話そう」という場所をセッティングするのは、その壁を乗り越えるいいきっかけになるのかもしれない。もっと企業が饒舌になることが必要だ。そして、たぶん大学生も。

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