坂上忍が斬る! スポーツ界のパワハラ、不祥事…「2018年ニッポン10大事件」〔前編〕 (3/5ページ)
だって東京オリンピックがなかったら、ヘタしたら、ず〜っとスポーツ界の不祥事の報道が続いていくかもしれないわけだから。
――「オリンピックに救われているんだぞ」と。
坂上 たとえにならないかもしれないけど、アメリカでは、ブッシュ政権のときに、ブッシュが低い支持率でコテンパンにやられてんのに、イラク戦争が起こったら、ダーンと支持率が跳ね上がるようなものでさ。やっぱり、東京オリンピックだって、国民感情が「盛り上げよう」ってなっちゃうわけだから。だから、スネに傷があるとか、今、何か問題を抱えているんだったら、スポーツ関係者は早いうちに“ミソギ”を済ましておいたほうが、たぶん一番楽ですよ。
――貴重なアドバイスですね(笑)。
■山根明ボクシング連盟前会長がテレビで人気者に
坂上 でもさ、スポーツ界の不祥事を見ると、やっぱり狭い世界であぐらをかくっていうのが、どれだけ怖いことかって分かりますよね。やっぱり、世間との乖離というか、常識が分かってない人たちって、世の中にこんなにいるのか……って思っちゃいます。
――今、うちでも連載していただいているんですが、山根前会長がテレビにも出ていて、人気者になっていますけど、これについては、どう思いますか?
坂上 スゴいですよね(笑)。キワキワだとは思いますけど、複雑ですよね。不正判定っていうのは、ある種あったって認められたわけで、「キャラが面白かったからといって許されないだろう」という意見もあって当然ですよね。ま、僕も『バイキング』をやっていますから日々、葛藤しますけど、被害を受けた方がいるから公の事件になるわけで、その被害者感情っていうのをやっぱり忘れてはいけないと思うんですよね。
――そうですね。
坂上 ただ、パワハラやセクハラ被害を受けてる人が、「パワハラ、セクハラって言ったら、そうなんだよ」っていう風潮に対しては、僕は乗っかるつもりはないですよ。それは暴論ですよ。だって、そんなこと言ってたら、何でもパワハラになっちゃうでしょ。本当、そうです。