長野久義、村田修一、清原和博…巨人に捨てられた男たち (5/5ページ)

日刊大衆

その後、長らく桑田と球団に深い溝ができる要因となりました」(前同)

 桑田の巨人最後の登板となったイースタンリーグの対湘南戦には、3495人ものファンがつめかけた。「2軍戦としては記録的な動員でしたが、桑田とともに三本柱として活躍した斎藤雅樹、槙原寛己両投手の引退試合は東京ドームで5万5000人。あまりにも対照的ですよね……」(同)

■二岡智宏は不倫騒動で

 球団の“非情采配”で巨人を去った選手の中でも、特に異質なのは二岡智宏のケースだ。二岡は、1998年のドラフトで巨人を逆指名して入団。1年目からショートのレギュラーをつかみ、一躍人気選手になった。しかし、順風満帆なプロ野球人生は、08年に一変してしまう。キャスターの山本モナと女性週刊誌にスクープされたのだ。「報道時、すでに二岡は妻帯者。巨人の看板選手と人気キャスターの不倫スキャンダルということで、大きく騒がれました。双方とも不倫関係は否定しましたが、“火消し”にはなりませんでしたね」(芸能記者)

 当時、二岡は肉離れのため、2軍で調整中の身。しかも、この年から巨人の選手会長を務めており、チーム内外から批判が殺到した。「二岡は“巨人の伝統に泥を塗った”と上層部の怒りを買い、オフにトレードで日ハムへ放出。選手会長を追い出すんですから、それだけ怒りが大きかったということでしょう」(デスク) 球界の盟主たる巨人にとって、許しがたい中心選手の女性スキャンダル。二岡が球団から切られたのは、自業自得でしかない。

 今後も巨人は、大型補強を続けていくだろう。入団する選手たちの末永い活躍を祈るばかりだ。

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