「夢なんて、持ってなくても大丈夫!」 人気心理カウンセラーの、ちょっと変わったアドバイス (4/7ページ)

新刊JP


「夢を叶える」系の自己啓発セミナーに行く人は、すでに大きな夢があって、それを叶える方法を知るために参加する人ばかりじゃない。「夢はあったほうがいいんだ」と思いこんで、もともと自分の中に存在しない「夢」を見つけるために参加している人も多いんじゃないかと思います。よく考えてみると、「夢を」「見つける」ってどういうこと……? って思いますけどね。 ――たしかに「見つける」という時点で、「見つけなくてはいけない」という強迫観念があるというか……。

心屋:「何か夢みたいなものが見つかるかもしれない」って参加して、夢を熱く語る人たちを目の当たりにして、よけいに苦しくなっちゃう。「夢があったほうがいいんだろうな」「夢がない私って何なんだろう」「楽しく人生を生きてないのかな」というナゾの劣等感を持ってしまうんですね。でも「ない」なら「ない」でいいんです。さっきも言ったように、「夢がない」っていうことは「平和」なのだから。

◆波乱万丈、山あり谷ありだけが成功のシナリオではない ――夢はないのは平和、そう考えると、なんだかラクですね。でもそうすると、夢がある人は平和じゃない、つまり欠乏感や渇望感があって、それを埋めるために夢を持つんでしょうか?

心屋;それはちょっと違いますね。要は、山登りしたい人と、草原をプラプラ歩きたい人は違うっていうだけの話です。山登りしたい人は放っておいても山を登る。それも、前に登った山より厳しい山、さらに厳しい山へとハードルを上げて、死にそうな思いをしてでも登頂することに喜びを感じる。もともとハードな生き方が好きなんです。そんなふうに「めっちゃ族」は、放っておいても夢らしきものを見つけて騒ぐ。何かを埋めるためではなくて、勝手に大きな夢を抱いてしまう人が多いんです。
一方、草原をプラプラ歩きたい「ふーん族」は、ハードな生き方じゃないほうが幸せ、なだらかな生き方が好きということ。

――そうか、比べられるものではなくて、まったく性質が違うということなんですね。

心屋:そうです。だから「夢」にとらわれやすいのは、草原をプラプラ歩きたい人のほうかもしれません。

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