ルールをつくっても守らない!?イマドキの子どもたちの「スマホ事情」とは?

アサジョ

ルールをつくっても守らない!?イマドキの子どもたちの「スマホ事情」とは?

 子どもにスマホを買い与えるなら、使い方については家庭の方針を定めたいもの。なんでも自由に、では悪い使い方を楽しんでしまう可能性もあります。やってはいけないことほどやりたくなってしまう、そんな子どもたちにはどうスマホを渡せばよいのでしょうか。

■中学生に聞いた!「スマホのルール、守ってる?」

 NTTドコモが2018年12月、全国の13~15歳の中学生男女180名を対象に行ったインターネット調査によると、「スマホデビューをするときに、親とスマホ使用に関するルールを決めましたか?」という質問には、半数近く(49%)が「決めた」と回答。一方で、そのうち6割超(63%)が「親と決めたスマホルールを破った経験がある」と回答したそうです。

「初めてスマホルールを破ったタイミング」を聞くと、スマホデビューをしてからわずか「半年未満」のうちにルールを破っている中学生が、79%もいたことが判明。「ゲームは1日1時間までと言われていたが、トイレに持ち込んでそれ以上やってしまった」(14歳・女子)、「友達とメッセージのやり取りが続いていたので、夜10時までというルールを破った」(15歳・男子)、「決められたアプリ以外は使わないルールだったが、友達から誘われて、みんなが使っていたアプリをダウンロードした」(15歳・女子)など、親から隠れて約束を破っているケースが多いようです。何かトラブルが起こった場合、約束を破っているからと親に言い出せないケースもあるようです。

■子どもを危険から守るためには…

 詐欺や課金が必要なアプリなどでトラブルに巻き込まれないためには、ルールを設けるだけでなく、しっかり「守らせる」ことが必要です。家庭教育コンサルタントの渋谷亜佐子さんによると、大人側からルールを押し付けるのではなく、子どもにルールを考えさせたり、子どもだけに我慢させるのではなく決めたルールを家族全員で守るようにしたりするなど、トラブルや困ったことがあったら家族みんなで話し合う習慣づくりをしていくことが大切なんだそうですよ。

「守りたくない」「破ったって問題ない」と思える約束では、子どもは気軽に約束を破ります。危険性や親が望む使い方をしっかり子どもに伝え、納得してから使わせるようにしたいですね。

(Nao Kiyota)

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