今年は巨人、五輪イヤーは阪神の算段も!? 原辰徳vs矢野燿大「長嶋茂雄と掛布雅之の代理戦争」 (2/5ページ)

日刊大衆

「今年の伝統の一戦は、同じ千葉県出身の長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督と掛布雅之阪神オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザーの、代理戦争の様相も帯びています。もちろん、掛布は同じ千葉の先輩としてミスターを敬愛し、ミスターは後輩の掛布に現役時代からエールを送ってきた間柄。しかし、“勝負”となると話は別ですよ」(スポーツ紙ベテラン記者)

 巨人の長い歴史の中で、3度も監督についたのは原監督だけ。去年のオールスター戦の頃からミスターは、「今の巨人を立て直すのは原しかいない」と周囲に語っていたという。「ミスターの言葉はフロントを介して、グループのドンであるナベツネ(渡邉恒雄読売新聞グループ本社代表)と山口寿一オーナーに伝わっていました」(前同)

 当時、原氏は巨人軍特別顧問として球団に残っていたものの、少年野球教室や母校・東海大学などの野球アドバイザーを引き受けていた。本人いわく、「今は野球を楽しんで教えている」として、現場復帰など微塵も感じさせなかったという。「ところが、広島に13ゲームも離されている巨人を、見捨てることはできなかったんです」(同)

 ミスターの強い推薦で誕生した原新体制だが、これまでの巨人になかったシビアさが漂うという。「口では“のんびり”なんて言っていても、彼(原監督)には、数年でチームを立て直すなんていう悠長なことは許されない。ミスターのセリフじゃないが、“紳士になる必要はない。がむしゃらに勝ちにいく”こと。そのための非情な采配に徹するだろうね」(巨人OB)

 原監督の厳しい目は、新加入の助っ人、ビヤヌエバにも向けられ、「そろそろ結果を……とメディアを使わせてハッパをかけている」(巨人担当記者)という。中日時代、本塁打王に輝いたゲレーロに対しても同様だ。「年俸4億円といわれるゲレーロですが、打たなかったら2軍に落とす覚悟。

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