「1万円」で目の前の幸せに気づいたリカ#終わらない恋のはじめ方 (4/6ページ)

ハウコレ





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その晩、リカは娘を寝かしつけた後、興味本位でパパ活について調べてしまった。「パパ活をしている」と公言し、顔出しでテレビに出いてる女の子までいる。どうやら思ったよりカジュアルなものらしい。

調べているうちにテンションが上がってきたリカは、美里が言っていたアプリにも試しに登録してみた。

するとすぐにメッセージが大量に届く。通知音に気付いた娘が一度「ふんぎゃあ」と声を上げ、一瞬我に返るが、娘が再び寝付くとまたアプリを開いてしまう。またメッセージが増えている。

相手は自分の年齢の2倍以上もありそうな年上だが、とは言え、久々にちやほやされることにちょっと楽しくなってきている自分がいる。

夜中のテンションは怖いな・・・と思いながらも、その中でも一番ダンディな見た目で『体の関係は求めてません』とプロフィールに書いてある男性と、試しにお茶をしてみることにした。でも、なぜか手が止まらない。もしかしたら不倫ってこういうテンションで始まるもの?と、わかりたくもない気持ちが少しわかった気がした。

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『Kenさん』というおじさんとは、ウエスティンホテルのラウンジで待ち合わせだった。

知らないおじさんと会うのに娘を実家に預け、久しぶりのヒールをはき、髪もサロンで巻いてもらった。もちろん罪悪感はある。特に娘を実家に預けて泣かれたときは、自分が最低な母親に感じた。事実、最低な母親だろう。でも実家の両親には『女友達とランチ』と伝えているから急にドタキャンするのも怪しまれる。後ろ髪をひかれながら実家を出た。

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