批判する力はメモを取ることから始まる 前川喜平×谷口真由美対談(2) (4/6ページ)

新刊JP

だから引っかかったことはメモをするんです。それで友達に聞いてみる。会話や対話の極意って疑問形で聞くことだと思うんですね。「知ってる?」「あれどうなってんの?」って、仮に自分が知っていても聞くんです。聞かれた方は何かしら答えないとあかんでしょ。そうやって喋らせることが大事で、相手に考えさせるきっかけになるんです。もしその答えが違っていたなら「いやいや、そういう話ちゃうみたいやで」と話を続けると、批判力が磨かれる。分かっている人は疑問形で聞くことが一つのステップだと思いますね。

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前川:谷口さんは大学でもそういう風に聞きながら授業されているんですか?

谷口:そうです。学生さんに聞きますね。例えば、象徴天皇の「象徴」ってどういう意味?とか。そうやって喋らすことで「なるほど」と思ってもらえる機会が増えるんです。だから、私たち全日本おばちゃん党では疑問形で聞くということを極意にしましょうと言ってるんですよ。ゴミ出しに行ったときに近所のお友達に会ったら「安保法制って知ってる?」って聞いてみるとかね。

前川:まさにアクティブラーニングですよね。「主体的・対話的で深い学び」と文部科学省は言ってるけれど、疑問形で聞くというのはそういうことですよね。自分は分かっているけれど我慢して聞いて相手に考えさせる。これは辛抱の要ることですよね。

谷口:そうなんですよね。でも、知っている側は知らない側に合わせないと行けないと思うんです。知っている知識を全部話したがる人も結構いますけどね。

前川:確かに学びは疑問から生じてきますよね。

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