批判する力はメモを取ることから始まる 前川喜平×谷口真由美対談(2) (6/6ページ)
数を一緒にしていればそれでいいという形式に捉われるとそういう問題が出てきてしまうんです。
前川:本当の平等って何だろうとちゃんと考えられるかどうかの違いですよ。
谷口:でも考えないケースが多いんですよ。「人権」や「差別」というのも、形式的なものしか教わらないからみんな同じ回答をしてしまう。でも、言葉は外側にあるもので、その中身がちゃんとあるんです。
クルミのように硬い皮に包まれているけれど、本当に大切なのは中身なんですよね。
――では最後に、本書をどのような人に読んでほしいですか?前川:「私、ボーっと生きているかも」と思っている人たちに。
谷口:チコちゃんに怒られそうな人たちですね(笑)。でもボーっと生きている自覚のない人がほとんどだと思います。だからはじめの話に戻りますが、都会の鳩みたいな人に読んでほしいです。
前川:この本を読むとご利益があります!とかね。現世利益を出したほうがいいのかも。
谷口:いっさい現世利益ないですけどね(笑)。でも精神的便秘感がなくなるというか、モヤモヤしているものがスッキリするかもしれない。
前川:それはいいですね。モヤモヤしている人は多いですから。
(了)