謎多き「地下鉄サリン事件」のタブー (4/4ページ)

週刊実話

慌ててオウム真理教に強制捜査に入って麻原らを逮捕し、真相をうやむやにしようとしたのでは」

 さらにA氏は「地下鉄」という観点から、サリン散布計画を知りつつも放置した、当局のもうひとつの狙いを看破する。

 「現実的な見方としては、地下鉄という空間が化学テロにどれだけ耐えられるかをテストしたという可能性。ただ、それだけでは国会議事堂前駅や霞ケ関駅までの運行を継続した答えにはなりません。被害拡大を少しでも抑えるべきですから。ところが、すでに大パニックになっている中でも列車を走らせ続けた。ということは、国会議事堂前駅や霞ケ関駅まで運転を続けることに意味があったと考えるべき。これらの駅には、国会議事堂や首相官邸、主要官庁などへの“秘密の通路”が設けられていることがよく知られています。その通路を利用して、霞ケ関や永田町周辺に待機している自衛隊や警察の秘密部隊がどう動けるか。その“訓練”が本当の目的だったのでは。いくら異臭が立ち込めて被害者が出ていても、無理やり列車を国会議事堂前駅や霞ケ関駅まで走らせた理由は、こう考えればスッキリしませんか」(A氏)

 もちろん、サリン事件そのものはオウム真理教が計画し、それを実行したものだ。しかし、動向を把握しながらも野放しにし、挙げ句の果てに地下鉄に通じる“秘密の通路”の実証実験にまで使っていたとなれば……。麻原らの死刑が執行された今となっては、真相を知るすべはない。しかし、こうした推測は実に的を射たものだ。当時の当局関係者が、真実を告白することを期待したいものである。

「謎多き「地下鉄サリン事件」のタブー」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る