「人間不信な人」の特徴 (1/4ページ)
人は誰かに裏切られたとき、「人が信じられない……」という思いを抱えがちです。
この不信感は、もうこれ以上つらい思いをしたくないという心のサイン。
心の悲鳴をどう受けとめ、人を信用できるように改善していけばいいのでしょうか?
今回は、人間不信に陥ってしまう原因や人間不信な人に見られる特徴、克服方法について、心理カウンセラー・浅野寿和が解説します。
■人が信じられないこと、ありませんか?
人は誰しも、ささいなきっかけで人間不信に陥ってしまうことがあります。
自分なりにがんばる意欲を持っている人ほどうまくいかなかったとき、大きなトラウマとなり人間不信になりやすいこともあるかもしれません。
人間不信の原因について、詳しく見ていきましょう。
◇人間不信の原因1:浮気・いじめなど、裏切られた経験がある
自分が信じていた人に傷つけられると、どうしてもつらい気持ちになりますね。
いじめや浮気などの経験はそういった心の傷を残しやすいもの。
特に自分に悪意がなかった場合、どうすれば傷つかずにいられるのかわからなくなることも少なくありません。
もう二度とあんな目に合いたくないと思えば、自分を守るために人に対して不信感を持つようになります。
◇人間不信の原因2:大きな失敗・挫折を経験したことがある
今までに大きな失敗・挫折を経験したことがある人の中にも、人間不信に陥る人がいます。
自分の失敗や挫折経験を人に知られることを怖れてしまうことはある意味仕方がないことですが、自分を隠すために人を疑い近づかないようにしてしまうと、さらに不信感が増してしまうでしょう。
◇人間不信の原因3:期待に応えられず苦しかったことがある
親や周囲からたくさん期待された経験があり、うまく応えられていないと思っている人ほど人間不信になる可能性があります。