謎現象「楽しい時は短くつらい時は長く感じる」を解明する認知神経科学にハマった理由 (3/7ページ)

学生の窓口

――自分が面白いと思う方へ、思う方へと踏み込んでいったら……

四本准教授 いつの間にか研究者になっていた、というわけです。

四本研究室

↑四本准教授の「四本研究室」は東京大学駒場キャンパスにあります。

知覚のメカニズムを知りたい! 基礎研究は全ての土台である

――先生の研究は「認知神経科学」ということですが、研究の目的についてどのようにお考えでしょうか?

四本准教授 簡単にいうと「知覚の現象を、脳のネットワークの働きによって説明すること」です。視覚や聴覚、触覚などについて調べていますが、近年は「時間の知覚」についても研究しています。

――先生の研究は、一見多岐にわたっているように見えるのですが?

四本准教授 私は、自分を「一つのテーマについてずっと研究する」というタイプの研究者ではないと思っています。

最初は「人間の視覚が、脳内でどのように処理されているのか」について研究していたのですが、そのうちにどんどん技術が進歩していったんですね。

以前なら、脳の局所的な部分だけしか調べられなかったのが、脳の部分同士の連携を計測できるようになったり、10年前にはできなかったような測定や解析が可能になったのです。それで、私も研究テーマが広がりました。

他にも、人間には時間を計測するための特定の器官が見つかっていませんが、それでも時間についての知覚はできます。これはなぜなのか不思議ですね。わからないことについてはワクワクしますから、ここ7、8年は「時間の知覚」についての研究を行っています。

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