「自分も動けない人間で、それがコンプレックスだった」伊藤羊一氏はなぜ変われたのか? (2/7ページ)

新刊JP

その感覚的なことを分かりやすく説明しているということをよく言っていただきました。これがふたつめです。

――感覚的なものをロジカルに表現できている。

伊藤:そういうことですね。最後は、書籍タイトルが強烈だということ。この3つです。

なぜこの本を自分が書けたのかというと、自分でプレゼンをするだけでなく、他者のプレゼンの稽古をつけるということを多数やってきたからだと思います。自分だけならスキルを言語化する必要はないですが、誰かに指摘をして行動を変えてもらうためにはまずわかりやすく言語化して、伝えないといけませんからね。

ただ、僕にとっては極めて当たり前のことしか言っていないので、出す前はこれで読者は満足してもらえるだろうか、と少し心配でしたが、実際はその部分が一番求められていたということなのだなと感じました。

――新刊『0秒で動け』も読ませていただいて、言葉がすごく柔らかい本だと感じました。ビジネス書の中には「こうしろ、これをやれ」という強い文体の本が少なくない中で、「読者に寄り添う」と言いますか、読み手の立場に徹するような書き方をされています。

伊藤:そう言っていただけると嬉しいです。まさに僕の仕事は「人に寄り添うこと」だと思っています。誰かに分かってもらうためには、相手の目線と同じレベルで寄り添うことが大事です。

実際、「伝える」「伝わる」だけでは不十分なんです。伝わって、その人が動くのがゴール。「こうすればいいよ」ということは誰でも言えるけれど、実際に動くとなると大変じゃないですか。
だから、「自分もつらかったけれど、俺はこうやって話せるようになったし、こうやって動けるようになったから、それをあなたに分かりやすく伝えます」という視点を常に意識しました。

――事例が豊富というのも特徴です。
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