「自分も動けない人間で、それがコンプレックスだった」伊藤羊一氏はなぜ変われたのか? (6/7ページ)

新刊JP

――好奇心を保つには環境的な影響も大きいのではないかと思うのですが、その点にはついてはいかがですか?

伊藤:好奇心が強いリーダーたちを見てきて思ったのは、環境よりも自分の経験の方が大事だと思いますね。過去に何かしらの経験をして、それがモチベーションとなっていることが多いんです。孫正義さんしかり、楽天の三木谷浩史さんしかり、彼らは若いときに、今に至るきっかけとなることを経験していることと思います。

――孫正義さんも三木谷浩史さんも志の高いリーダーですが、その志の高さを生んだきっかけがあるということですね。

伊藤:リーダーシップ開発の講師をする中で、リーダーシップって何だろうと四六時中考えました。そこから得た結論は、とにかく行動をして経験し、そこから志を鍛えていく、ということでした。

志は自分の経験から生まれる、ということです。楽しかった、微妙だった、成功した、つまらなかった。そういう足元の小さな気づきの中から、継続するものが出てきて、いつの間にか得意になっていた。振り返ってみて初めて「俺、こっちに向かって進んでるじゃん」って思うと、未来に目を向けることができる。そこでにじみ出てくるものが「志」と呼べるものじゃないかと思うんです。

経験がない状態で「志を立てよ!」というのは難しい。だから、足元から掬い上げた様々な経験から楽しいと感じ取れるものを出発点とすべきじゃないかと思います。
では、その経験はどのように生み出されるかというと、行動ですよね。分からなくてもやもやしているなら、動いたほうがいい。そして、動いた結果、それがポジティブだったなら次に進めばいい。そういう風に考えることがまずは大切ではないかと思います。

後編はこちらから

■伊藤羊一さんプロフィール

ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo! アカデミア学長。
株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBA プログラム(GDBA) 修了。

「「自分も動けない人間で、それがコンプレックスだった」伊藤羊一氏はなぜ変われたのか?」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る