セフレ女子の断捨離#夢みるOLの「終わらない恋」のはじめかた (3/6ページ)

ハウコレ





ベッドから出る男女の足



恋愛やセックスに対しては冷静に一歩引いていることが正しいと思っていたけれど、恋愛においての正しさは、「ひたすら楽しむこと」なのかもしれない・・・。同期を見ているとそんな考えが脳内にちらつく。

自分はいつから同期のような気持ちを忘れてしまったのだろうか。人に言えないような「恋愛もどき」ばかりして、最後に本当の恋愛をしたのはいつないのだろうか。目の前の同期が悩む「彼氏の作り方」以前に、自分はそもそも人を好きになる方法すら忘れてしまったのではないか。

目を輝かせながら話す同期を見て、どんどん心がしぼんでいく感覚が美波にはあった。恋愛ってどうしたらできるんだっけ・・・?

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仲が良さそうな二人の女性



OLの昼休みの1時間はあっという間だ。思わぬ形で心がヘコんだまま午後の仕事の時間に差しかかる。なんとなく今夜は男以外と過ごしたい気分だったので、珍しくエリに声をかけてみた。

エリとは学生時代からの友人で、職場も近い。いつもは数人で集まることが多いが、今日はみんなの恋バナを聞いている心の余裕もなく、2人だけで会いたかった。

「美波から誘うなんて珍しいじゃん!なんかあったー?」待ち合わせ場所に明るくエリが登場した。最近マッチングアプリで男と会いまくっているらしい。きっと特定の恋人はいないはずだ。「いや特になにもないけどさ。最近どう? アプリでいい男に出会えてる?」

「それがさー・・・最近アプリ辞めちゃって・・・」「え、そうなの!なんで?」ちょっと想像してなかった展開だ。

「いや、なんかハズレばっかりで。

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