超話題“タブー上等”昼ドラ『やすらぎの刻~道』Pが語る現場裏話!【前編】 (5/7ページ)

日刊大衆

先生が手を抜かずに思いの丈をここまで書いてくださったんだから、それをいかに伝えていくか。

――倉本先生はご自身も演出家でいらっしゃいますが、ドラマに関してはどこまで関与されるのでしょうか。

 本作に関していえば、先生が現場にいらっしゃって、口を出されることはないです。前作の最初の顔合わせの時には、全員でホン読みをしまして、その時にご意見やご感想はいただきましたが、『郷』のメンバーは、つき合いの長い方ばかりで、お芝居もこれまでの作品を通じてイメージを掴んでいらっしゃるので、みなさん自由に、という感じですね。

 ただ、今回は『道』に若い人たちが多く入りましたので、クランクイン前に3日間、若い人たちを集めて倉本先生がワークショップ的な稽古をみっちりしていただいています。

――キャスティングは倉本聰先生がされたのでしょうか。

 前作の脚本を書き始める前に、先生のほうから指定されたのは浅丘ルリ子さん、加賀まりこさん、八千草薫さんですね。アテ書き(俳優を想定して脚本を書くこと)するので「この人でないと困る」と。

 あとは、先生とディスカッションしながら、こういう役は石坂浩二さんだな、これはミッキー・カーチスさん(81)だな、これは山本圭さん(79)だなと決めていきました。

 パート2をやろうとなった時には困りました。そもそも、続編があるとは思いませんでしたので、八千草さんが演じる「姫」は作品の中で死なせてしまったし、現実では、野際陽子さんがお亡くなりになってしまったり。

 今作の新メンバーは前作と違って、アテ書きではないんですね。倉本先生の脚本を元に、順次キャスティングをしていきました。

■倉本作品にある“リアル”とは

――倉本先生の作品は、“高尚”な作品だと思って見ていると、結構ぶっとんだ“漫画的”なエピソードもたくさんありますね。

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