方言は悪いことば?かつて鎌倉で行われた言葉狩り「ネ・サ・ヨ運動」の黒歴史を紹介 (1/6ページ)
よく「神奈川県は都会だから、方言がない」などと言われます。まぁ、あるから偉い、ないから悪いなんてこともないのですが、いざ話してみると、意外と言葉の端々に方言が隠れていたりするものです。
古くから東海道は元より、海運を通じて伊豆や房総などとも交流が盛んだったため、意外な地方とも言葉の共通性が見られることも間々あります。
確かにそういう意味では「神奈川県でしか使われていない方言」というものはごく少ないのかも知れません。それでも暮らしの中に根づいている神奈川方言は決して少なくないため、以下に地元民がよく使う・聞くものをいくつかピックアップしてみましょう。
「共通語だと思ってた言葉も、わりかし方言だったりするじゃんね」「ねぇ」
アッチャコッチャ(あちこち。骨折り的なニュアンスでの用例多し)
オンダス(追い出す)
オンデル(追われるようにノコノコ出て来る、というニュアンス)
カックラス(はたく。引っ掻き喰らわす)
カッポジル(ほじる。掻き穿る)
カッポル(放置する。掻き放る)
ゲーモネェ(下らない。芸もねぇ)
ショウガンネェ(仕方がない。ガ、にアクセント)
ブッツヮル(怠けている。