まるでミイラ?東京・高輪の「ゆうれい地蔵」 なぜこんな姿になったのか、その歴史を追った (1/2ページ)
不思議な造形である(画像は編集部撮影)
皆さんはこの地蔵をご存知だろうか。
光福寺(東京都港区高輪)という浄土宗の寺院の中に佇んでいる。名前を「ゆうれい地蔵」という。
写真を見ると、石造りで人型の像が埋め込まれていることはわかる。しかし顔無しで胴体に肉はなく、骨がむき出しだ。さらに腕は見えず、腹から足に向かうにつれて先細っている。
一見すると「ゆうれい」(?)と首を傾げてしまいそうになる。実際、ツイッター上には、この像を見たユーザーから、
「幽霊というより屍...」「宇宙人の化石みたいだ...」
という声が相次いでいる。言われてみれば、たしかに幽霊というよりも亡骸に近いように見える。
いったい「ゆうれい地蔵」とは何なのか。Jタウンネット編集部が、その歴史を調べてみた。
資料を調べ、住職に話をきいたが...まずは一度その姿をみようと光福寺へ足を運んだ。2019年9月22日昼のことだ。
お墓参りをする人の中にポツリと、その地蔵は佇んでいた。

地蔵の前には、花が添えられ、バケツには水、そして地蔵は濡れていた。参拝客は見えなかったがお賽銭が沈んでいた
あたりを見渡しても、地蔵にまつわる記述があるわけではなかった。当然のことながら地蔵は何も語らない。ただ赤ちょうちんに、「子安栄地蔵尊」と書かれているだけであった。

全体図。