自作「鳩サブレー」焼き続けた10年間 その執念はどこから?「完全再現」めざす猛者に聞いた (2/2ページ)
しかしだからといって簡単に作れるわけではなく、配合が分からない上にお菓子作り初心者となれば、完成まではかなり険しい道のり。わくわくさんは材料や配合などを変えながら試作を重ね、本物に近づけていった。

第1弾の製造過程

第84弾の製造過程
わくわくさんによれば作る過程で一番難しかったのは「焼き加減」とのこと。これが違うだけで味が全然変わってしまうといい、形や厚みといった見た目だけでなく、食感や味にもこだわったことが伺える。
10年にわたる研究の甲斐あってか、わくわくさんは第84弾の鳩サブレーに対して「96点」と高評価。保存性の問題と、食感の改善の余地を考えた結果だといい、目指すレベルがもはや職人だ。
鳩サブレーづくりの魅力を聞いたブログは不定期に更新。無理せず気が向いた時に作るというスタンスが、10年も続けることができた要因の一つだという。
現在はブログの内容をYouTubeに残していく作業を行っているわけだが、わくわくさんはその理由について、
「自分のPCにコピペだけして終了でも良かったのですが、私の記事を参考に鳩サブレーを作ろうとしてくださる方も少なからずいらっしゃいます。1人でもそういう方がいらっしゃる以上は公開できる場に残そうかと思いました。
他ブログへの移行も考えましたが、ブログというコンテンツそのものが下火になってきているためyoutubeの方が良いかな?と思ってyoutubeにしました」
と話している。当時の様子を思い出しながら語るわくわくさんは心なしか楽しそうで、初めて動画を見たはずの筆者でも何だか懐かしい気持ちになってくる。
最後に、鳩サブレー作りの魅力を聞くと、
「材料はシンプルなのに美味しい、シンプルが故に作るのが難しい。そんなところが魅力だと思います」
とのこと。
今後さらなる鳩サブレーを作るかは決めていないというが、85弾以降をやるとしたらyoutubeでアップしていくという。

本物さながらの鳩サブレー(第84弾)