人体の不思議。失っても生きていける7つの臓器 (1/5ページ)
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人体はわりと柔軟にできている。500mlほど献血しただけで、3.5兆個もの赤血球を失ってしまうが、それでもすぐに回復する。
それどころかもっと重要な器官の大半を失ってもなお生きている人もいる。たとえば、脳を半分失っても普通に生活できたりするのだ。
以下では、丸ごとなくなってもわりと普通に生きていられる7つの臓器を見てみよう。
・7. 脾臓
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お腹の左側、肋骨の下あたりにある臓器。肋骨のすぐ近くにあるために、お腹を怪我するとその影響を受けやすい。脾臓が摘出される理由もこれが一番だ。
それを包むティッシュのようなカプセルは簡単に破れてしまうため、脾臓が損傷すると出血を止めることはない。放置しておけば死にいたる。
脾臓を覗き込めば、暗赤色の部分と白い部分の2色が見えるだろう。
それぞれの色は機能と関係しており、赤い部分は赤血球を溜めてはリサイクル、白い部分は白血球と血小板を処理している。
脾臓がなくても生きていくことはできる。が、脾臓の機能が失われて感染症への免疫力が低下するため、肺炎球菌のワクチンの接種など予防につとめる必要がある。