田中角栄「怒涛の戦後史」(10)事業の師・大河内正敏(下) (3/3ページ)

週刊実話



 生涯、この大河内を含め「私の3人の先生」と口にしていた田中。人間は真に敬愛、尊敬できる人物を持つと、人生を裏切れなくなるものである。田中もまた、政治家として金脈問題、ロッキード事件で疑惑を受けたが、時に顔を紅潮させ、いずれも真っ向うからこれを否定したものだった。

 それはせめて、「先生」を裏切ることは万死に値するの、必死の抵抗だったようにも見えるのである。
_(本文中敬称略)

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【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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