家族や恋人、親友が罪を犯したとき、人は嘘をついてでもかばおうとする傾向があることが明らかに(米研究) (2/3ページ)
だが憂慮すべきことは、犯された犯罪が重いものであるほどに嘘をつくという回答が増えたことだ。
なお、この点についてさらに詳しく調べるために、別バージョンの実験が行われた。
こちらでは重犯罪として痴漢のようなセクハラ行為が含まれていたのだが、それでも先ほどと同じような結果になったとのこと。
さらに、この身近な人をかばおうとする傾向は、性別・政治的信条・道徳観によって変化しないことも明らかになっている。
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・道徳的な自己イメージと身近な人との絆を守るために嘘をつく
参加者は、嘘をついて親しい人をかばうのは自分自身のためだと感じていた一方、それほど親しくない人たちをかばうことは社会にとって有害な行為であると感じていた。
ただし身近な人をかばうと答えた参加者であっても、犯罪行為の重大さはきちんと理解しているようだった。
別の実験で、参加者に親しい人とただの知人が犯した犯罪の不道徳さを評価してもらったところ、どちらの犯罪も同じように評価されていたからだ。
ちなみに、親しい人をかばうことを正当化する言い訳として多かったものは「自分自身でその犯罪について後で問い質す」というものだった。
研究グループはこのことについて、道徳的であるという自己イメージを守りつつ同時に犯罪を犯した身近な人との絆を守る(あるいはいっそう強める)ことができるのではないかと推測している。
過去に犯罪を犯したことがあったが、周囲の人たちが黙っていたためになかなか発覚せず、かなり後になってからスキャンダルになったという著名人は幾人もいる。
今回の研究結果はそのような事件が繰り返し発生する理由を説明するかもしれない。