平安最強!謎の黒づくめ集団を率いた平致経の要人警護が京都で話題に【中編】 (2/4ページ)

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平安最強!謎の黒づくめ集団を率いた平致経の要人警護が京都で話題に【上編】

黒づくめの男が出没!

「……あぁ困った……警護してくれるのはありがたいが、徒歩で同行されては刻限に間に合わぬ……さりとてこの者らを振り切って、独りで行くのはあまりに心細い……」

さて、致経と下人に追いついた明尊僧都がブツブツ文句を言っていると、十字路に差しかかりました。するとその時、十字路の両側から一人ずつ、黒づくめの男(黒ばみたる者)が出て来ました。

「……さっ!……さ、左衛門殿っ!」

馬から転げ落ちんばかりに魂消(たまげ)た明尊は、震え上がって致経に助けを求めますが、致経はお構いなしにずかずかと先に進み、その男たちに近づいていきます。

(……もしやこの左衛門め、あの怪しき者どもとグルであったか!)

心中悔やんだところで最早手遅れ……と思った明尊でしたが、

「……え?」

その黒づくめの男たちは、致経が前に来ると、音もなく跪(ひざまず)くではありませんか。

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