北朝鮮 日米韓を分断する「新型中距離ミサイル」の破壊力 (2/3ページ)

週刊実話

すなわち、対潜哨戒機(対潜水艦戦を重視して設計・装備された航空機)を動員して、北朝鮮潜水艦の動きを常時監視、必要に応じて追尾し、場合によっては攻撃する防衛体制を確立させるしかありません」(軍事ジャーナリスト)

 SLBMの脅威は、潜水艦の航続距離次第でどんどん高まることになるという。
「北朝鮮は現在、3000トン級の新型潜水艦を建造中です。この新型潜水艦に『北極星3号』が搭載されるのであれば、日韓にとって、とてつもない脅威になるでしょう」(同)

 SLBMの脅威は、これだけではない。日米の友好関係をも破壊する危険性があるというのだ。
「米政府内で国防や安全保障に責任を持つ人たちは、SLBMの発射や日本を射程に捉える中距離ミサイルの発射には強く対応しなければいけないと考えています。ただ、トランプ大統領はどう考えているのか分かりませんでした。北朝鮮にも短距離ミサイルに対しては“制限していない”と言っていたトランプ大統領がSLMBにどう反応するのか、今回の発射で確認したかったようです」(同)

 トランプ大統領は、今回のSLBM発射について、記者団に「彼らは話したがっている。われわれは彼らと話す」と述べて、対話姿勢を貫く意向を示した。

 一方で、安倍晋三首相は、今回のミサイル発射に対して、「国連安保理決議違反だと北朝鮮を非難する」と語っている。
「これが北朝鮮の本当の狙いだったのでしょう。日本と米国の対応にばらつきが見られれば、日米の友好関係を崩すことになりますからね」(北朝鮮ウオッチャー)

 歩調を合わせないといけない日米で、意見が割れてしまっている理由は、現在のトランプ氏が来年の大統領選での再選しか頭にないからだ。
「しかも、トランプ氏が来年の大統領選再選を狙って権限を乱用し、民主党の最有力候補と目されるジョー・バイデン前副大統領と息子ハンター・バイデン氏を調査するようウクライナのゼレンスキー大統領に圧力を掛けた疑惑を受け、トランプ氏は、民主党から弾劾まで持ち出されて窮地に立っています。

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