頭の外側から脳を操作する。DARPAが支援する「ブレイン・コンピュータ・インタフェース」の開発が進行中(米研究) (6/7ページ)

カラパイア

頭蓋骨は可視光を遮断してしまう。そこで、頭蓋骨を通り抜けることができる近赤外線光を測定する。

 現在は、頭蓋骨越しに赤外線レーザーを照射し、それがどのように散乱するのか確かめている段階だ。

 バテル記念研究所のガウラブ・シャルマ氏は、血液脳関門を通り抜けることができる新しいナノ粒子を開発している。これはDARPAが最小限の侵襲技術と呼ぶものだ。

 粒子のシェルは圧力を加えると電気を発生する素材でできており、その中には磁力に反応するコアが収まっている。

 これを磁場に暴露させると、内部のコアがシェルに圧力を加えて微量の電流を生じさせる。

 この電流は頭蓋骨越しであっても光よりずっと”見やすい”。コイルを使って電流を磁場に転換し、脳のシグナルを読み取ってやればいいのだ。

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image credit:Pixabay

・素晴らしい技術であるBCIが軍事利用されたらどうなるのか?

 こうした科学的な取り組みは素晴らしい。

 しかし、BCIの開発を進めるペンタゴンやフェイスブックなどの企業が、この技術が提起するいくつもの倫理的・法的・社会的疑問をおざなりにしていることを知ればその素晴らしさも霞んでしまう。

 たとえば人間の脳によって直接操作されるドローンの大群は戦争をどのように変えてしまうのか?

 N3の責任者は、その必要性がどのようなものであっても神経インターフェイスは利用されることになるだろうと述べている。しかし、軍の必要性はいかようにも解釈されるものだ。

 バークハート氏は今も研究に参加している。

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