「うるしぇ」「なぬっ」「やってみろじぇ」... 岩手弁の口ゲンカ、妙に可愛らしいと話題に (1/3ページ)
「県別 罵詈雑言辞典」(東京堂出版)
「県別 罵詈雑言辞典」がいまツイッターで話題になっている。全国の罵詈雑言を集めたユニークな書籍だ。編者は真田信治先生と友定賢治先生、共に方言学の権威である。東京堂出版から、2011年10月に初版発行されている。
ツイッターに投稿されたのは、大阪弁と岩手弁のケンカを比較して、岩手弁がとてもかわいく感じるというツイートだった。これが、大きな反響を呼んでいる。いったいどんなケンカなのか?
「岩手の方言可愛いよな...」
岩手県のケンカ。「県別 罵詈雑言辞典」(東京堂出版)より
Jタウンネット編集部はさっそく「県別 罵詈雑言辞典」を図書館で取り寄せてみた。岩手県のケンカは上の写真のとおりだが、一応、下に書き起こしておこう。
「おーっ、こりゃ、酒たりねぞっ。酒ぐれ、用意すてげじゃ」
「いってくれにしぇじゃ。いづまで飲んでるんだが」
「しゃべなったら。なぬが文句あるってが」
「うなごそ、誰さ向かってしゃべってるのや」
「なぬっ、やるってか」
「うん、いっつでも、相手になるじぇっ」
「うな、なったきするなよ。ふたずけるじぇ」
「やれるもんだったら、やってみろじぇ。このばかやろ」
「なぬっ、ばかやろだどぉ。うな、よくもそったらごどぬかすたな」
「うるしえっ」――「県別 罵詈雑言辞典」(東京堂出版)より
いかがだろう。ケンカの様子は、完全にではないとしても、だいたい分かるのではないか。夫婦ゲンカのようでもあるし、兄弟ゲンカのようでもある。いずれにしても、身近な人同士のケンカだろう。
ツイッターには、こんな感想が寄せられている。