沈まない船ができるかも?蜘蛛とアリからヒントを得た水に浮く金属が開発される(米研究) (2/3ページ)
たとえばミズグモは同じく超撥水性を備えた足やお腹に空気を取り込み、それを水中に運ぶことで、空気で満たされたドーム状の巣を作る。
同様に、ヒアリも超撥水性の体に空気を捕らえて集団で”イカダ”を形成し、水に何週間も浮いていることができる。
・多面構造を施した金属を組み合わせることで超撥水性を実現
研究グループのグオ・チュンレイ氏がそんな彼らの様子から気づいたのは、超撥水面を多面構造にすることで大量の空気を取り込めるということだった。
そこで、2枚のアルミプレートをレーザー処理した面が内側になるよう並行に組み合わせ、ハンバーガーのような構造を作ってみた。
こうすると、超撥水面がすり減ることを防止できるし、隙間にたっぷりと空気をたくわえておくことができる。

左:水面に浮かぶ超撥水性金属構造、右:重りで水中に沈められた超撥水性金属構造。2ヶ月経過後、重りを外すときちんと浮かび上がってきた。