6度目の大量絶滅はいつ起こるのか?地球は今、大量絶滅に向かっているのか?科学者が試算(英研究) (4/6ページ)

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 背景絶滅率とは、人間がいなかった場合に種の絶滅がどのくらいの速さで進むのかということで、化石を調べ、大量絶滅と大量絶滅の間に絶滅した種の数を数えることで割り出す。

 最も有力な推定値によれば、種の寿命はおよそ100万年であるとされる。つまり100万年ごとに1種が絶滅するということだ。

 ただしこの値ははなはだ不確実なもので、100万年に0.1種から2種まで幅がある。現在が6度目の大量絶滅であるかどうかは、この範囲にもよる。
 
 過去のビッグファイブとは違い、現在起きている種の絶滅は生息地の破壊・細分化、漁業・狩猟、化学物質による汚染、侵入種の拡散、人為的温暖化など、人間の直接的・間接的活動によって引き起こされていると考えられている。

 これらによる絶滅を100万年単位の絶滅率に換算するなら、背景絶滅率の10~10000倍も高い。

 100万年に2種という保守的な背景絶滅率で考えたとしても、前世紀中に絶滅した種の数は普通なら800年から1万年はかかったはずのものだ。

 このことだけでも、今の地球では背景絶滅率から予測されるよりもずっと速く絶滅が進行しているという説を裏付けることができる。

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image credit:Pixabay

・1970年以降の50年間で全脊椎動物の6割が喪失したという事実

 通常の進化による多様化によって人類が地球を激変させる前の種の状態に回復させるには、おそらく数百万年はかかることだろう。

 1500年以降、陸上の脊椎動物については322種の絶滅が記録されているが、これは2年に1.2種が消えている計算になる。

 これが大した数に思えないのなら、絶滅の前には必ず個体数の大幅な減少と分布域の縮小が起きることを知っておくといい。
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