渋すぎる!平隊士の身分を貫いた新選組の“仕事人”蟻通勘吾の美学【下】 (1/5ページ)
これまでのあらすじ
これまでの記事
渋すぎる!平隊士の身分を貫いた新選組の”仕事人”蟻通勘吾の美学【上】 渋すぎる!平隊士の身分を貫いた新選組の“仕事人”蟻通勘吾の美学【中】時は幕末、京都を中心に討幕派浪士の取り締まりに奔走していた剣客集団「新選組(しんせんぐみ)」。
その業績については局長の近藤勇(こんどう いさみ)や「鬼の副長」土方歳三(ひじかた としぞう)と言った主要メンバーのみクローズアップされがちですが、現場の最前線で闘い抜いた隊士たちの活躍なくして語ることは出来ません。
新選組の結成初期から最期まで平隊士の身分を貫いた蟻通勘吾(ありどおし かんご)と山野八十八(やまの やそはち)は、数々の修羅場をくぐり抜けながら肩書にこだわることなく、プロフェッショナルの矜持を持って任務を完遂して来ました。
しかし討幕の機運はもはや抑えがたく、剣術≒武士の世は終焉を迎えつつあるのでした……。