元プロ棋士・ひふみんに聞いた「感情のコントロール術」 (1/4ページ)
加藤一二三、藤井聡太、羽生善治……。
プロ棋士たちの活躍が世間を賑わせた昨今、将棋のルールさえもまったく知らない私・マイナビウーマン編集部たかはしが、とある棋士のTwitterをフォローした。
お茶の間の人気者“ひふみん”こと加藤一二三さん。79歳とは思えないキュートな見た目、独特の口調と間。近年では子ども向け番組ともコラボし、老若男女問わずの愛されキャラ。私自身も、ひふみんのお茶目なツイートに日々癒されている。
https://twitter.com/hifumikato/status/1188454489520394241?s=20
(最近は「若いころのひふみんが菅田将暉に似ている」というツイートがめちゃくちゃバズっているので、ぜひ「ひふみん 菅田将暉」で検索してみてほしい)
前置きが長くなってしまったが、今回私が彼を取材したのは、キュートなひふみんにただ会いたかったから……だけではない。
“プロ棋士”として活躍した62年10カ月、通算1324勝・1180敗。どれだけ負けても心を荒げずにひとつひとつの勝負に挑んだ、そのメンタルの強さはどうやって生まれたのか。仕事の傍ら、家庭にはどのように向き合ってきたのか。
月並みだけど「人生の大先輩から教えを乞いたい!」という気持ちで、ひふみんに話を聞いてみた。
■記者会見をしなかった理由は? 引退戦の真相
マイナビウーマン編集部のたかはしです。今日はよろしくお願いします! ……。 (まずい、話しかけてはいけなかったか……) あ、ああ、えっと、すみませんね。ん、えっと、取材ですよね。 はい、お忙しいところありがとうございます。もしよければ、今日は敬意を込めて“ひふみんさん”と呼ばせてください! あ、あ、あーね、あ、はい。 (この取材大丈夫かな……) ひふみんさんが引退されたのは2017年6月なので、もう2年以上前になるんですね。試合に負けて引退が決まったあと、記者会見をせずに自宅へ直帰されたというエピソードが有名でした。 あ、これはちょっと、あの、こういうことがあったんですよね。