トイレで時間つぶしは通じない。従業員の生産性を高めるため、座るのが不快になるよう設計されたトイレ(イギリス) (1/4ページ)
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会社で仕事をしていると、トイレ休憩はちょっとした息抜きの時間となる。一人で個室にこもれるトイレは気持ちを切り替えるのに有効だが、最近ではトイレに座りながらSNSをチェックする人も多くなったという。
従業員が順番にトイレに行き、長時間居座っていたら業務にも支障をきたすかもしれない。そこでイギリスのスタートアップ企業は、「従業員が座って不快になるようデザインされたトイレ」の開発に挑んだ。
このトイレ、微妙な前下がりの便座により5分以上座っていると脚の筋肉が緊張してしまい、早々に個室から辞去したくなるという。
・従業員のトイレ休憩は企業に多額の損害を引き起こしている!?
イギリスのスタッフォードシャーにあるスタートアップ企業『Standard Toilet』は、従来のトイレとはちょっと異なるデザインのトイレを開発・製品化させた。
同社サイトによると、従業員のトイレ休憩時間の延長が、英国内だけで産業・商業を含む企業全体に、年間40億ポンド(約5700億円)の損失を引き起こすというのだ。
16世紀から存在している便器のデザインは、その発明以来さほど変化はしていないが、現代ではこのトイレの便座に腰を落ち着かせ、「トイレ休憩」と称してSNSに夢中になる従業員が絶えず、企業のトイレはすっかりそのための個人スペースとなってしまっている。

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2019年7月に英国8つの都市で実施された調査では、仕事中最大28分間をトイレで過ごす人がいることがわかったという。