貧乏してもユーモア大事!「徒然草」の作者・兼好法師の手紙があまりに回りくどすぎる件 (1/4ページ)

Japaaan

貧乏してもユーモア大事!「徒然草」の作者・兼好法師の手紙があまりに回りくどすぎる件

「それにつけてもカネの欲しさよ」

とかくカネのかかる世の中ですが、それは昔の人も同じだったようで、随筆『徒然草(つれづれぐさ)』の作者として有名な兼好法師(けんこうほうし)も、おカネには随分と苦労したそうです。

しかし人間の幸せなんてものは、カネの残高よりも心持ち一つでどうとでもなるもの……そんな事を教えてくれる愉快なエピソードを紹介したいと思います。

「夜も涼し……」友人と和歌のやりとり

さて、当時売れっ子として各方面で引っ張りだこだった兼好法師。しかし、その暮らし向きは決して楽ではありませんでした。

「困ったなぁ、もうお米がないや。それと、月末の支払いどうしよう」

なければ調達するしかないのですが、稼ごうにも一生懸命働いたところで収入は安定しない……となれば、借りるor貰う外にありません。

兼好法師「少し、お分け下さらぬか」隣人「そんな余裕はありゃしないよ」子供「お腹がすいたよう」

とは言うものの、ただ「米と銭が欲しい」と無心するのも芸がない……そこで兼好法師は、友人の頓阿(とんあ)に宛てて一首の和歌を送りました。

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