桃太郎には桃から生まれた「果生型」と、おばあさんが若返る「回春型」の2パターンある【1】 (5/5ページ)

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桃が川を流れてくる音も「どんぶらこ」だけではありません。「おばあさんから生まれた桃太郎」も、たくさんの桃太郎の一部なのです。

そんな桃太郎が、明治時代には近代的な絵本になり、教科書に載り唱歌として歌われます。こうした出版物では、赤本のような回春型が消え、果生型が主流になりました。それだけでなく、物語がひとつの型にはめらるという現象がおこります。日本中の変で楽しい桃太郎たちは、いつしか忘れられていきました。

文明開化によって変わった桃太郎。そこには「教育上よろしくない」だけでない事情がありました。

参考文献:
『図説 日本の昔話』石井正己(河出書房新社)
『桃太郎はニートだった! 日本昔話は人生の大ヒント』石井正己(講談社+α新書)
『昔話と絵本』石井正己 編(三弥井書店)
『新・桃太郎の誕生 日本の「桃ノ子太郎」たち』野村純一(吉川弘文館)
『定本 柳田國男集 第八巻』(筑摩書房)
『小澤俊夫の昔話講座①入門編 こんにちは、昔話です』小沢俊夫(小澤昔ばなし研究所)
『桃太郎話 みんな違って面白い』立石憲利 編著(岡山市デジタルミュージアム)
『昔話の発見ー日本昔話入門ー』武田正(岩田書院)

画像出典:写真AC

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