宇宙は人間の臓器を製造するのに最適な場所かもしれない(国際宇宙ステーション) (2/5ページ)

Scharfsinn86/iStock
・世界初の宇宙専用3Dプリンター
そこで「テックショット(Techshot)社」と「エヌスクリプト(nScrypt)社」が共同で開発した世界初の内臓専用3Dプリンターが「3Dバイオファブリケーション・ファシリティ(BFF)」だ。
2019年7月にスペースXのロケットで国際宇宙ステーション(ISS)へ向かって飛び立ったそれは、宇宙空間で人体組織を印刷するよう設計されており、バイオインクで髪の毛よりも薄い複数の層を作ることができる。ちなみにお値段は770億円ほどだ。
現在、BFFが取り組んでいるのは、厚みのある心臓組織を作り、それを地球に持ち帰るというプロジェクトだ。
各層が厚みを増すほどに、それらが効果的に成長するかどうか不確かになってくる。いかにしてしっかり形を保ったまま地上に送り届けるのか、そこが研究者の腕の見せ所だ。

NASA / Techshot
・パンケーキのように内臓を調理
テックショット社のリッチ・ボーリン氏によれば、BFFの内臓印刷はパンケーキの調理に似ているという。
まず宇宙に滞在するスタッフは、地球から送られてきた細胞でバイオインクの”パンケーキ・ミックス”を作り、これを注射器のような器具に入れてBFFにセットする。
さらにバイオリアクターが内蔵されたカセットもセットする。