宇宙は人間の臓器を製造するのに最適な場所かもしれない(国際宇宙ステーション) (1/5ページ)
Elen11
3Dプリンターは今や欠かせないものとなった。食品はもちろん住宅に衣服、マウスの卵巣までも印刷できてしまう。
そして10年後、人間の臓器が宇宙でプリント製造される未来がやってくるかもしれない。
人間の内臓を作るなら、重力で押し付けられる地上よりも微重力空間の方がずっと好ましいらしいことが判明したのだ。
・宇宙空間の方が3Dプリント臓器製造が適している理由
医療の分野で3Dプリンターが採用されるようになったのはごく最近のことだ。これまで、初歩的な血管・骨・各種生体組織といったものが、人間の細胞などで作られたバイオインクで印刷されてきた。
またミニ肝臓や肺状の袋といった、シンプルな内臓も作られている。とはいえ、こうしたプリントモデルをきちんと直立した状態で維持するのは、今の段階ではまだまだ難しい。
じつは最近、そうした内臓作りには地球はあまり理想的な環境でないことが分かってきた。
地上では常に重力がくわわるので、成長中の繊細な内臓を押しつぶしてしまう。だからこそ、内臓の周囲に足場のようなものを作り、それを支えるのだが、それは血管を弱らせ、きちんとした成長や機能を阻害することがある。
だが、低軌道の微小重力下ならば、軟組織はそれを支える足場などなくても、自然にきちんとした形状を維持することができる。