トヨタ ヤリス 2020年2月 新登場 ~ WRC ベースのGRヤリスGRも紹介 (4/4ページ)

イキなクルマで

東京オートサロン2020で、公開されたGRヤリスはWRC参戦のためホモロゲーションモデル。 ホモロゲーションモデルは、連続した12か月で2万5000台以上の生産が必要になります。そのため、GRヤリスは限定車ではなくいつでも購入できるカタログモデルです。トヨタがWRCのホモロゲを取るためのモデルとしは国産車としてはセリカGT-FOUR以来ではないでしょうか。(WRC 撤退前に使用していたカローラWRCはヨーロッパのみで販売)走りの4WDモデルは、ワゴンのカルディナGT-FOURに受け継がれカルディナ消滅後は、栄光のGT-FOURも途絶えてしまいました。

ベースとなっているのは、ヤリスです。同じデザインなのでヤリスの1グレードとは思えますが、その実力はかってWRCを制した三菱・ランサーEVOやスバルWRX stiの実力を凌ぐほどの有り余るパフォーマンスを秘めています。

搭載エンジンは、新開発された1600cc直3・DOHC ターボ(G16E-GTS)エンジンは、272PS/37.7kgmのハイパワーとビックトルクに圧倒されます。ヤリスWRCは、1600cc直4なのですが、なぜ1気筒少ない3気筒1600cc直3エンジンを新たに開発したのでしょうか。それは、1気筒減らすことによってエンジン重量が減ること。3気筒エンジンでは、排気干渉がなく中低速トルクを引き出しやす特性なのです。このエンジンにIHI製空冷ターボーが搭載されています。

ボディは、GRヤリス専用の2ドアハッチバックです。ルーフ・ボンネット・ドアがカーボン素材のCFPRで、リヤトランクリッドがアルミ製となり軽量化がなされています。車重は、1280kgは、ランエボやスバルWRX Stiよりも約200kgも軽く仕上がっています。動力性能を図るパワーウエイトレシオは、ランエボやWRX stiに及ばなくとも軽く抜いています。

駆動方式は、センターデフのない電子制御カップリング4WDになります。室内のダイヤルで前後の駆動配分が変えられノーマル(前:後=60:40)・スポーツ(30:70)・トラック(50:50)と走行する路面の状況から三つのパターンが選べます。

GRヤリスには、2タイプありすべてが備わったモデルが、GRヤリス ハイパフォーマンスで価格は、456万円。50万円ほど価格が安いRZは396万円で、トルセンLSD(F/R)・インタークラー冷却スプレー・ブレーキダクトが省かれています。OPでハイパフォーマンスに搭載されている装備の、GR専用レッドキャリパー・JBL サウンドシステム+アクティブノイズコントロール・トヨタ セフティセンスが選べます。

数年ぶりに復活したGT-FOURでなく、GAZOO  Racingが放つ新ヤリスGR-FOURは久しぶりに胸が高鳴るワクワク度マックスのモデルです。

「トヨタ ヤリス 2020年2月 新登場 ~ WRC ベースのGRヤリスGRも紹介」のページです。デイリーニュースオンラインは、ヤリスGR-FOURトヨタカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る