武士道のバイブル『葉隠』が説く、恋愛にも通じる「究極の忠義」とは? (2/5ページ)
「殿、お言葉ではございますが……」主君に諫言する家臣(イメージ)。
諫言とは読んで字のごとく、目下の者が上の者を諫(いさ)める言(こと)。またはその諫める行為を指します。
諫めるというからには「間違いを正す」意図をもってなされるわけで、諫められる側としてはあまり面白くないのが普通です。
それがなぜ「一番槍に勝る」のでしょうか。一番槍と言えば、命を失う危険を顧みずに忠勇をあらわした第一等の武功なのに、口先一つで可能な諫言の方がすぐれているのは、腑に落ちない気もしますが……。
なぜ、諫言は一番槍に勝るのかその答えは、実にシンプルです。
まず一番槍は命を失うリスクこそ高いものの、それを目指すことによって、少なくとも名誉はリターンとして保証されます。