「遺言を書けば安心」はまちがい もめる相続はここが悪い! (5/5ページ)
都心に出てきてしまっているとどうしても親や実家との関係が希薄になってしまうのですが、そうなると実家の家屋や不動産にも思い入れがなくなって「財産」という目でしか見られなくなってしまいます。
だから、経済合理性だけで「売っちゃえばいいじゃん」となるのですが、親の気持ちとしては残しておいてほしい思い入れのある自宅かもしれません。売らずに残してほしいと生前ちょっとでも言われていたら、どうにかして守ろうという気にもなりますが、両親と会話をしていないとそういう親の思いがわかりません。不動産をどうするかによって兄弟との財産の分け方も変わってきますしね。
また、財産を相続させる側は自分の意志を子どもの側に伝えておくべきです。相続っておもしろいもので、親が死んだ時に財産の分け方で散々苦労した人が、自分が死ぬ時は遺言も何も残さずに同じ苦労を子どもたちにさせてしまったりする。あとあとトラブルにならないためにも、お互いにコミュニケーションをとっておきましょう、ということはお伝えしたいですね。
(新刊JP編集部)