戦国「10大奇襲」秘聞(1)織田信長「桶狭間の戦い」は大ウソ? (2/2ページ)
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今川義元
信長って家臣が何を言っても『うるせー!バーンと行けばいいんだ』って、ミスター(長嶋茂雄氏)並み(笑)の指示だけで、毎度毎度、家臣が止めても『いや、行くよ』って家臣の言うことをほとんど聞かないんです。だけどある瞬間には、ワンマンってのは必要なのかなとも思いますね。自分のカンを信じて打って出なかったら、勝ちはなかったわけですから」
明智光秀が謀反を起こして京都・本能寺に宿泊していた織田信長に奇襲をかけた「本能寺の変」。この時、信長側には多くても100人程度の兵しかいなかった。対する光秀は1万3000人を擁して‥‥。
しかし河合氏によれば、この奇襲も綿密に計画されたものではなかった。
「信長が京都に少ない兵で滞在していることはわかっていたにしろ、信長の長男・信忠が京都の二条御所にやってくるという情報は直前になって知ったようです。『これなら信長と長男を同時に殺(や)れちゃうぞ』という考えがひらめいて、ギリギリまで迷ったあげく、自身の天下取りの野望や信長に対する不満や恨みなど、いろんな思いもあって発作的に決行したからこそ成功したのだと思います」
河合敦(かわい・あつし)1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。多摩大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。歴史作家・歴史研究家として数多くの著作を刊行。テレビ出演も多数。主な著書:『早わかり日本史』(日本実業出版社)、『大久保利通』(小社)、『日本史は逆から学べ《江戸・戦国編》』(光文社知恵の森文庫)など。
房野史典(ぼうの・ふみのり)1980年、岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国武将好きで、歴史好き芸人ユニット「六文ジャー」を結成し、歴史活動も積極的に行う。著書に『超現代語訳戦国時代』『超現代語訳幕末物語』(ともに幻冬舎文庫)、『戦国武将の超絶カッコいい話』(王様文庫)がある。