緊急事態宣言により緊張が高まる中、不安症をかかえる人々が不安を乗り越えるための専門家のアドバイス (6/6ページ)
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・必ず終わりは訪れる。人生にも終わりがある。だからこそ今を生きよう
現在、世界のほとんどの人がOCDや不安障害、社会不安を持つ人に近い立場に立っているといえよう。おかれている状況はほとんど一緒だ。
果たして、このパンデミックが去った時、何が起こるだろうか。人々は汚染や公共空間の恐怖に対して、これまで以上に意識するようになる可能性が高く、一部の人にとってはその時が不安障害の始まりになるかもしれない。
人々は、何が安全なのか、恐怖反応の適切レベルはどうあるべきかなど、確信が持てないと感じ、不確実性は上がっていくことだろう。
そうなると、不安障害だけでなく鬱やアルコール依存症など精神疾患を抱える人の増加は大きな課題になる可能性がある。
だからこそ、今それを抱える人、不安の思考パターンに陥っている人には乗り越えようとする気持ちが大切なのだ。
パンデミックはいつか終わる。世界は必ず生き残る。この先、私たちは少なくとも隠喩的に、「目に見えない無限の驚異と闘ったのだ」と振り返ることができる時がくるだろう。
そして忘れてはならないのは、誰の人生にもいつか必ず終わりがくるということだ。どんな終わり方をするのかわからないから人は生きていられる。ならば今、自分は生きているという実感を持つことを心掛けよう。生きているうちはその人生を謳歌しよう。
References:mashable.comなど / written by Scarlet / edited by parumo