メンタルヘルスのキーワード「自己肯定感」の正体とは (1/4ページ)

新刊JP

『フェアシンキング (自己肯定感が高まる最強の思考法)』(マキノ出版刊)の著者で、王丸典子さん
『フェアシンキング (自己肯定感が高まる最強の思考法)』(マキノ出版刊)の著者で、王丸典子さん

ささいなことで落ち込んだり、物事のネガティブな側面ばかりが気になってしまったり、あるいは他者からの批判に過度に攻撃的に反応してしまったり…。

こういったことは、その人の自己肯定感と密接に関係している。
日常の様々な出来事に心が動き、敏感に何かを感じとることができるのはいいことでもある。しかし、あまりにも感じやすかったり、それによって落ち込んだり、怒りに捉われる時間があまりに多いと、人生で幸福感や充実感を感じることが難しくなってしまう。自己肯定感は、とかく他者の感情に引きずられがちな人間関係のなかで、自分を保つ「錨」になるものだ。

この自己肯定感とはどのようなもので、どうすれば高めることができるのか。
今回は『フェアシンキング (自己肯定感が高まる最強の思考法)』(マキノ出版刊)の著者で、日米両国で心理セラピストとして活動する王丸典子さんにお話をうかがった。

■自己肯定感は「流動的」なもの 安定して自信のある自分を作るために

――『フェアシンキング (自己肯定感が高まる最強の思考法)』についてお話をうかがえればと思います。「自己肯定感」という言葉はここ数年あちこちで見聞きするようになりましたが、正確な定義があいまいな気がします。まず自己肯定感とはどのようなものかについて、王丸さんのお考えをお聞きしたいです。

王丸:色々な解釈があるのですが、私は英語でいう「self - esteem」という言葉が元になっているのかなと考えています。自分のありのままの価値や能力を、卑下することもなくうぬぼれることもなく、ニュートラルな視点から受け入れるということです。

――今の自己肯定感のご説明にあった「自分のありのままの価値を認められるかどうか」というのは、生まれ育った生活環境・家庭環境によるところが大きい気がします。大人になってから自己肯定感を持つことは可能なのでしょうか。

王丸:それは100%可能です。大人になってからも、様々な経験や成長を通して自己肯定感は変化します。

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