頭を使って取り組んだ選手がコロナ後に強くなっている (2/6ページ)

日刊大衆

現地事情に詳しい志朗に話を聞くと、日本では報道されていないものの、当時ルンピニーのコロナ対策はしっかりしていたという。

「入場時の検温からマスク着用までしっかりやっていました。それでも感染してしまうのだから本当に感染力が強いウイルスなんだなと思いましたね。近くに感染者がいたら防ぎようがない」

 結局、この日、ルンピニーだけで100名以上の感染者が出たおかげで、タイにおけるムエタイのイメージはかなり悪くなってしまったという。イメージ回復を祈るばかりだが、6月になってからはタイにおける新型コロナウイルスの感染者数は小康状態が続き、経済活動も徐々に再開している。ムエタイの定期戦も、ようやく復活の兆しが見えてきた。

■コロナ後の対応は静観の姿勢

タイでの試合後、勝利者インタビューに答える志朗 タイでの試合後、勝利者インタビューに答える志朗

 といっても、いきなり決定事項が覆るのもタイの流儀。6月20日にバンコク郊外のオームノイスタジアムから再開という話もあったが、スポーツ省の意向で7月上旬にスライドする可能性もあるという。先行した報道が間違いなのではなく、どんどん変化していくのがお国柄なのだ。タイ流の洗礼は幾度となく浴びているので、志朗はコロナ後のムエタイを静観する。

「最初は無観客でリングサイドは(関係者の総数が)50名までとか、いろいろ言われているけど、具体的な対策はまだ確定していないようです」

 6月28日には7チャンネル(現地のテレビ局)がテレビマッチを無観客で行なう予定だったが、これも7月12日にスライドされる可能性もあるとか。

「結局、ムエタイの興行はスポーツ省の承認待ち。いずれにせよ、7月になったら興行はできるという話になっていますね」

 現在、日本で行われるムエタイルールの試合は8~9割が前日計量になったが、タイのムエタイは当日計量が大原則。

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