天才テリー伊藤対談「奥山かずさ」(3)ブレイクしたのに親は就活の心配を (1/2ページ)
テリー でも、結果として奥山さんは準グランプリを受賞するんだよね。何が勝因だったんだと思う?
奥山 最初はなぜか受かってしまって‥‥という感じだったんですが、4次審査まであったその期間の中で、私、自分で言うのもおこがましいですが、すごく成長したと思います。
テリー へぇ、どんなところが?
奥山 周りからいろんな刺激を受けました。審査員の方に「何か特技はありますか?」と聞かれることがあるんですが、最初「自分には何もない」と思っていたんです。でも、それだと特技を持っている他の人たちに大きな差をつけられますから、「じゃあ、私は『体を動かすことが得意です』と言おう。その時に何か大きな見せ場を作らないと」みたいなことをすごく考えましたね。
テリー なるほどね。
奥山 一緒に受けている女の子たちを見ていて「もっときれいになろう」と意識して、よりいっそう体を磨くこともできたので、最終審査の時には自信を持って自分をアピールすることができました。
テリー なるほど。そんなふうにどんどん変わっていく奥山さんを見て、審査員も可能性を感じたのかもしれないね。で、4年前からオスカーに所属して、18年に「スーパー戦隊」シリーズの「快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー」で女優デビューを果たすと。
奥山 はい。私はクールでカッコいい女性警察官のパトレン3号・明神つかさ役を演じました。
テリー 俺も写真や動画を見たけど、実に魅力的で、この作品で奥山さんの知名度が一気に上がったのはよくわかった。自分としてはどうだったの。
奥山 私自身はこのオーディションに受かると思っていなかったので、本当にビックリして。でも女優は本当にやりたいお仕事だったので「ここからがスタートだ」と思って頑張りました。