夫婦そろって無念の最期…戦国時代、加藤清正を追い詰めた男装の女武者・お京の方【完】 (2/4ページ)
「あっ!」
兜が埋めの枝に引っかかり、脱げてしまったお京の方(イメージ)。
次の瞬間、お京の方の兜が脱げ、その中にまとめ込んであった長い黒髪がほどけ、女性であることがバレてしまいます。
「何だ、女子(おなご)であったとは……人をさんざん驚かせおって!」
女性と判れば怖くない、とばかり踵を返した清正によって、お京の方はあっけなく討ち取られてしまったのでした。あと一歩のところまで追い詰めておきながら、夫婦そろって実に不運としか言いようがありません。
「おのれ、憎い梅の枝め……花は咲けども実はなるな!」
その時の梅は「兜梅(かぶとうめ)」として延慶寺(現:熊本県天草市)の境内に現代も残っており、たくさんの花が咲くものの(お京の方の呪いが効いているのか)実は一つもならないそうです。